カテゴリ:★校長日記
質問のプロをめざして 3年生 5月15日(水)
「質問のプロになるために、どのような質問をしたらよいだろう。」3年生の国語の授業のめあてです。この学習では、話し手の話をもっと詳しく知るために、どんなことを聞いていくとよいかを学んでいきます。
子どもたちは、はじめに例文を読みました。そして、分かっている内容以外にもっと知りたいことについて、一人一人が質問を考えました。どうやって聞いたらよいだろう。はじめは熟考している子も多かったのですが、考えがまとまると一つ、また一つとノートに質問が増えていきました。少し難しいかと思っていましたが、子どもたちもよく考え質問を書いていました。
どんな質問を考えたのか全体で発表していきました。「その○○は大きいですか。」「かわいいですか。」「どうして○○を飼うことになったのですか。」「なぜ◇◇という名前をつけたのですか。」等、たくさんの質問が出てきました。みんないろいろなことを聞きたいようです。先生は、その出てきた質問を一つ一つ分類して書き分けていました。
質問が出終わると、先生は子どもたちに質問を分類して書いていることを伝え、その違いについて問いました。子どもたちはみんなで一つ一つ質問に対する答えを確かめていくと、分類されていた質問の違いが見えてきました。「はい」や「いいえ」で答えられる確認のための質問、「なぜ」や「どうして」等の詳しく内容を聞くための質問です。子どもたちも理解すると「そうか」と目が光りました。同じ大きさを聞く質問でも「大きいですか。」と聞くと「はい」か「いいえ」で答えが返って来て、どれくらいの大きさかははっきりしません。しかし、「どれくらい」の大きさかを質問すれば、野球のボールと同じくらい、何cmくらい、との大きさが明確になります。
普段何気なく聞くことでも、聞き方によって返ってくる答えの内容は変わります。今日学んだことは、普段会話をする上でもとても大切なことです。この後もこの学習は続くようですので、たくさんのことを学んでいってください。
公開日:2024年05月15日 12:00:00
更新日:2024年05月16日 18:23:32